法人本部

福祉のど真ん中で誠意を持って未来を描く。
育徳園の経営企画までのキャリア。

法人本部
廣谷直樹

育徳園との出会いは?

元々、私は大学で児童教育を学んでいたんです。卒業論文の研究テーマを通じて高齢者と子どもの触れ合いに興味を持ちました。その研究を進める中で、指導教授の紹介で育徳園のことを知り、保育と高齢者福祉の両方を実践している施設だという点に強く惹かれました。偶然の出会いでしたが、福岡を出て子どもの分野ではない高齢者施設で勉強をするのも良いなと思い、ご縁があったという次第です。最初は、今まで学んできた分野とは違う、特別養護老人ホームの介護職として就職することになりました。

働き出してから現在に至るまでの仕事について

入職当時の育徳園は開設から5年目を迎えており、職員の多くが20代前半と若く、非常にエネルギッシュな雰囲気がありました。介護保険制度が導入される前の時代だったため、施設のルール作りなどを職員が話し合いながら作り上げていく必要がありました。例えば、当時は、テレビを個室に置いてはいけない、というルールではないですが流れがあって、そこに対してもただその流れを漠然と受け取るのではなく、「なんでテレビを置いてはいけないのか?」と先輩方が話し合っているような場面もありました。何もかもが手探りの状態でしたが、職員同士で意見を出し合いながら、一つ一つ制度を形にしていくのは、とても刺激的な経験でした。そうした環境の中で、介護職員としてのキャリアをスタートし、その後、生活相談員、デイサービスセンター施設長など、さまざまな役職を法人内で経験してきました。

育徳園が昔から変わらないこととは?

私が20年以上育徳園で働く中で、一貫して感じているのは「誠意」を大切にする職員の姿勢です。物事に対して誠意を持ち、真摯に取り組むことが育徳園の強みだと思います。職員一人ひとりが仕事に真剣に向き合うことで、地域との信頼関係が生まれ、それが施設の高い稼働率にもつながっています。時代が変わっても、福祉の本質は変わらないと思っています。この誠実な姿勢こそが、育徳園の大きな魅力だと考えています。

経営企画本部での新たな挑戦について教えてください

育徳園では様々な職種を経てきたのですが、2024年10月からは経営企画本部に所属し、新たな視点で福祉の現場に関わっています。現在は、既存事業の生産性向上と付加価値向上に取り組んでおり、例えばデイサービスの共同送迎など、地域の事業所と連携する新しい仕組みづくりを進めています。これまで現場で培ってきた経験を活かしながら、より広い視野で福祉サービスの質を向上させることに挑戦しています。

廣谷さんにとって「福祉のど真ん中」とは?

私が仕事をする上で最も大切にしているのは、先ほどもお伝えしたように「誠意」だと思っています。損得勘定や短期的な利益にとらわれず、誠意を持って仕事に取り組むことで、必ず良い出会いや展開につながると信じています。また、「福祉のど真ん中」にいるとは、制度や社会の変化に振り回されるのではなく、人の営みや気持ちに真摯に向き合い続けることだと思います。答えのない課題に対して、常に考え、悩み続けることこそが、福祉に携わる者の使命ではないでしょうか。
育徳園の歴史とともに成長してきた私ですが、これからも誠意を大切にしながら、福祉の未来をより豊かにしていきたいと考えています。

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