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マゼルバ

【はやちゃんのぼちぼちいこか】令和8年1月号

『 じゃんけん 』
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 



お正月は、いつもとは違う楽しい時間を過ごされたのではないでしょうか。普段は会えない家族や親せきが集り、みんなで遊ぶような機会もあったと思います。そんな時、必ず登場するのがじゃんけんです。このじゃんけん子どもの遊びという印象があるかもしれませんが、実際はあらゆる世代で親しまれている、日本の代表的な文化とも言えます。ところがこのようなじゃんけんは、形は違えども世界中で見られるのです。

私は正月だけではなく、一年を通して毎日じゃんけんをしています。遊びというのか、あいさつというのか、コミュニケーションというのか、無論大人ではなく子どもとですが。こんな時に一つのルールを決めています。それは基本毎回グーを出すことです。グーではなくチョキでもパーでも構わないのですが、とりあえず子どもが勝つまでグーを出します。子どもはこの法則さえ理解すれば常に勝てます。何故そんなことをするのか、それは子どもに勝ってほしいからです。子どもは大人に勝てば「やったった感」が生まれ、それが二人の親密さを育てると考えているからです。

じゃんけんは体力・知力関係なしに、基本運だけで子どもが大人と対等に勝負できます(乳幼児となると話は又別ですが)。さらにどこでも準備はいらず時間も取らず、やろうと思った時に出来る簡便な遊びです。ところがやり方次第で、言葉以上のコミュニケーションにもなります。よく子どもに、何を出すかを聞いてからじゃんけんをします。絶対言わない子もいますが、たいていは教えてくれます。その後おもむろにそれに勝つ手を、子どもに聞こえるようつぶやくのです「ほな○○出そ」。すると4・5歳児位にもなれば、笑みを浮かべながらその裏をかく手を出してきます。当然子どもの勝利です。子どもは大人に一杯食わせたという事と、勝ったことが相まり喜びが一層増します。かくして二人の関係はさらに縮まります。こんな事ができるのも、我々ホモ・サピエンスの進化の結果なのです。私たちは、他者の気持ちを深く読むように進化してきました。そして現在の私たちに至ったのです。



さらにお互いの関係が深まれば、子どもを勝たせるだけでなく、時には負けさせ、時には本当に勝負します。こんなやり取りを通して、子どもの性格や今の姿も見られるのです。大人がじゃんけんをする機会は少ないでしょう。が、一つのコミュニケーションとして、我が子とじゃんけんをしてみてはいかがですか。子どもは常に、大人の言動や行動を気にしています。だからじゃんけんによって、大げさかもしれませんが、大人のメッセージ(大丈夫あなたのことは見ているよ)を伝えるのです。それが親子関係をより育むように思います。今年は少しじゃんけんを意識してみませんか。それでは午年が、良き年となりますように。                                                早川友教
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